鍵をさして開けるのはもう古い?
今はまだご家庭で使われている鍵は、シリンダーに鍵をさしてから回すタイプのメカニカル構造が多いでしょう。ですが近年ではオートロックが普及し、更にはマンションのセキュリティ性とラグジュアリー性に需要が高まる中、玄関の鍵も非接触型が普及し始めています。
住宅で使われる非接触型の鍵は、鍵に埋め込まれた電子チップを読み取りリーダーにかざすタイプのもの(キーヘッドを当てる・カードキーをかざす)や、離れた場所からリモコンボタンを押して開けるもの、鍵を身に着けているだけで鍵が開けられるもの、が主流です。
非接触型の鍵のメリット
鍵穴に挿して回して鍵を抜く、この一連の作業が、鍵をかざす・押す・身に着けておく、だけになりますので、毎日の操作回数を考えると大きく違ってくるでしょう。また、買い物帰りに荷物を両手一杯に持っているとき、目が悪く鍵穴が見えにくい方、お年寄りや身体に不自由がある方にも開けやすくなりますので、利便性とバリアフリーにも貢献します。
最新の鍵はスマートフォンで開けられる
最新の鍵ではスマートフォンとBluetoothで連動した鍵が発売されています。スマートフォンの普及率は約72%。電話・メール・スケジュール管理・ゲーム・音楽・インターネット、様々な機能が集約されたスマートフォンが家の「鍵」になる時代がやってきました。
現在はオフィスや事務所を中心に導入されてきており、鍵の開け方はスマートフォンをかざす・アプリで操作するだけ。また、取り付け方法としては、今ある鍵にかぶせて設置するものが多い為、対応している鍵であれば設置は誰でもできます。
これらの鍵の便利なところは、機能が豊富にある事。人によって開けられる鍵を制限したり、今まで鍵を貸し借りしていた手間はなくなり、必要な時間・必要な人にだけ有効な鍵の認証キーをメールなどで渡すこともできます。オフィスの共有扉、会議室、遠方のオフィスの鍵管理、貸しスペース・レンタルスペース、大学や学校・自治体、不動産の内覧用、など様々な場所で活用されています。
注意点としては、やはり安全性。インターネット・Wi-Fiで遠隔設定できる鍵の場合、やはりBluetoothと比べると安全性は劣ります。ご自宅に設置する際は、Bluetoothで機器間のみの接続で開けるタイプのスマートフォンロックを選びましょう。